Mark2 拡張ファームウェア
追加機器の装着

リチウム電池ホルダー（予算50円）

• NTP や GPS から時刻を取得できない環境でも正しい時刻でログ記録するのに必須です。
  (リチウム電池がないと 1970年・・・になってしまいます)
• mbed の 3番ピンをリチウム電池ホルダーの＋へ、1番ピンをリチウム電池ホルダーの－へ繋ぐだけです。
• 普通の電池ホルダーに繋いでビニール線でグルグル巻きにして絶縁して放り込んでおく方法もありますが、恐らく使うことのない CN3の場所を利用して電池ホルダーを付けてしまう方法 も見つけてしまいました。
• ホルダーなしでリチウム電池へ直接半田付けするのは絶対禁止です。(半田ゴテの熱で爆発します)

押しボタン（予算70円）

• 後述の 3.3V 液晶とセットで、特にモバイル利用では是非とも付けていただきたいデバイスです。
• ボタンの片方を mbed の20番ピンへ、もう片方を GND に配線するだけです。 具体的な配線方法はこちら
  

※ただし、最大省電力モード(USB無効化)時にはリセット機能も無効化されてしまうため、停止はしますが再起動がかかりません。

5V仕様バックライト付き液晶（700円～）

• 秋月などで市販されている 16文字×2行 タイプの液晶パネルの 5V 動作品が適合します。
• 視認性で言ったら 白抜きタイプ(800円) が抜群に良いです。
• 電気的にはポン付けで大丈夫ですが、標準の液晶パネルよりもバックライトの分だけ厚みがあるため、ケースの枠穴をやすりなどで削って少し大きくする必要があるとともに、ケース表面から5mmほど凸った感じに仕上がります。
  最初からバックライト付きを使う予定でピンソケットの高さとスペーサーの長さを調整したら少しはマシになるかもしれません。

3.3V仕様バックライト付き液晶（800円～）

• 秋月などで市販されている 16文字×2行 タイプの液晶パネルの 3.3V 動作品は、バックライト制御を mbed に委ねることで使用することが出来ます。
• 液晶基板裏のジャンパーは半田づけせずに、バックライトのアノード端子を mbed 25番 に接続し、env.ini 内で backLight=25 と明示します。具体的な配線方法はこちら
• 5V品と同じ接続の仕方をしますと液晶バックライトが焼損します。御注意ください。
• 省電力モードを使用しないときは最大輝度で、省電力モード時にはデフォルトで輝度5％になります。
• 照度５％設定時での消費電流はバックライトなし標準 5V 液晶とほぼ同じになります。

GPS レシーバー（予算3200円～）

• 測定位置が記録できるようになります。
• GT-720F と GT-723F で動作確認をとってますが、NMEA フォーマットで出力され信号レベルが TTL レベルのシリアル通信であれば、大概は大丈夫なはずです。
• GT-723F であれば非常に小型なので、LAN コネクタの上に接着することで内蔵することができ一応は衛星を捕捉してくれますが、mura さんの作例 のように外に装着させたほうが感度は良いです。
• GT-720F はアンテナが巨大で、木造住宅ならば屋根の下でも衛星を捕捉してくれるほどの高感度(ただしコールドスタートだと困難)ですが、GT-723F の倍くらい電気を食います。
  データシートでは 5番6番ピンが NC と書いてありますが、GT-723F と一緒で TTL レベルの信号が来ていますので GT-723F と同様に使えます。
• GPS(GT-720F/GT-723F) の1番ピンを mbed の 1番ピンへ、GPS の 2番ピンを mbed の 40番ピンへ、GPS の 6番ピンを mbed の 14番ピンに、この3本を配線するだけの手軽さです。
  
• 付属するコネクタケーブルが微妙に短く mbed までは延長させないと届きませんが、途中で延長させることなくキレイに配線したい方は アイテンドーの6極コネクタ付きケーブル(300円) が適合します。(6線のうち3線しか結線しないので勿体ない気もしますが)
• 20111130版からはデュアルGPSに対応しています。GPSの送信ピンを10番ピンに接続して、env.ini 内の gpsBaud1 に通信速度を指定ください。
  また、同版から実装された省電力モードを有効にすることで、mbed が発するノイズが低減され、GPS の捕捉感度も大幅に向上します。

Bluetooth モジュール（予算2750円～）

• Bluetooth モジュールをシリアル接続することで、Bluetooth GPS ドングルのように振る舞います。
  具体的な配線方法はこちら

microSD スロット（予算140円～）

• 内蔵フラッシュディスク(空容量 約1.5MB)でなく microSD カードにログ記録できるようになります。
• 基板のシルクに表面実装スロット(秋月通商140円)を半田づけするだけです。
• かなり細かい部品で緊張しますが、microSD スロットをピン位置にあわせて置き、上から指で押さえつつ新たに半田を盛らずに、半田ゴテの先端をピンに押し当てて基板に予め付いてる半田を溶かしてピンにくっつけるイメージです。
  くれぐれもコテ先をキレイにしてから始めましょう。
  周りに数カ所ある部品固定用の場所は、新しい半田を盛ってしっかりくっつけます。
• 基板に密着させすぎると microSD カードの出し入れに支障を来します(ロック/アンロックの金具が基板に引っかかる)ので、わずかに浮き上がらせたくらいでくっつけます。
  細長く切った薄い紙を挟んでおいて半田付け作業し、最後に引き抜くといいでしょう。
  
• あんな細かい半田づけは不安だ、別の場所にスロットを付けたい、って方は DIP化キット で配線してください。

I2C気圧センサー

• MPL115A2、LPS331AP、LPS25HNEW に対応しています。
  具体的な配線方法はこちら

I2C湿度センサー

• HIH-6130NEW、AM2321NEW に対応しています。

I2C湿度センサー

• ADT7410NEW、STTS751NEW に対応しています。
  

光センサー

• 一般的な CDS が接続できます。
• 3.3V 仕様バックライト付き液晶と併用することで、設置環境の明るさに応じてバックライトの輝度を自動制御できます。
  具体的な配線方法はこちら

各種センサー

• LM35DZ や LM60BIZ などの温度計や 温湿度センサー HSM-20G など測定値を電圧として表すセンサー類の同時測定が可能です。
• p15～p20 のうちの空いてるピンに接続するだけです。(若松仕様の方は p16、p19、p20 のみ利用可能です)

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